翻訳特化モデル「PLaMo 3 Translate」をオープンウェイトで公開しました
PLaMo翻訳で利用している翻訳特化型の大規模言語モデル(LLM)「PLaMo 3 Translate」を、本日オープンウェイトモデルとしてHugging Faceで公開しました。10月の大型アップデートの際に、今後の予定としてお伝えしていたものです。
オープンウェイトモデルとは、モデルを手元の機器で動かすために必要な「モデルの重み」を公開したものです。 スマートフォンやノートパソコン、社内サーバーなど、クラウドを介さない環境で、日本語・英語を含む53言語の翻訳を実行できます。 直近事業年度の収入または売上が10億円以下の企業および個人の方は、PLaMoコミュニティライセンスのもとでモデルをダウンロードし、商用・非商用を問わず無償でご利用いただけます。

※ 最小サイズのPLaMo 3 Translate 0.8Bを、ネット接続のない機内モードのスマートフォンで動かしたデモの画面です(等倍速)。検証用に用意した環境で実行したもので、PLaMo翻訳のスマートフォンアプリとして提供しているものではありません。
性能評価の詳細や開発の経緯は、PFN Tech Blog「PLaMo 3 Translate:世界最高クラスの翻訳特化LLMの重み公開と開発秘話」で紹介しています。発表の詳細は、Preferred Networksのプレスリリースもあわせてご覧ください。
なお、今回の公開に伴うPLaMo翻訳のサービス内容や料金の変更はありません。
主な特長
- 小型モデルでも高品質な翻訳
Preferred Networks(PFN)による比較評価では、最小の0.8Bモデルでも、既存の翻訳特化型LLMであるGoogleのTranslateGemmaやTencentのHy-MT2を上回るスコアを記録しました(自社ベンチマークを含む)。大規模な計算環境がなくても、高品質な訳文を手元で得られます。

- 用途や機器に合わせて選べる4サイズ
0.8B(8億パラメータ)・2B・8B・31Bの4サイズを用意しており、求める翻訳品質や応答の速さ、処理量、利用する機器に応じて選べます。 個人の端末での利用から、社内サーバーでの運用、自社の製品・サービスへの組み込みまで、用途に合った構成で導入できます。
小型のモデルは、ネットに接続していないスマートフォンやノートパソコン、ウェアラブルデバイスなどでも高速に動作します。機内モードのスマートフォンで0.8Bモデルを動かした様子は、デモ動画でご覧いただけます。
- 機密情報を外部に送らずに翻訳
自社で管理するサーバーや端末でモデルを動かせば、原文や訳文を外部のサーバーに送ることなく、翻訳処理を社内で完結できます。 外部への送信が制限される契約書や研究開発資料、顧客対応の文書なども、自社の情報管理方針に沿った形で翻訳できます。
- 訳語や文体を指定可能
原文の前後の文脈を参考情報として与えたり、用語集で固有名詞・専門用語・製品名の対訳を指定することで、翻訳結果を調整できます。 日本語への翻訳では、敬体(です・ます調)と常体(だ・である調)を指定できます。
モデルの入手方法
各サイズのモデルは、以下のHugging Faceのページからダウンロードできます。利用方法やライセンスの詳細は、各モデルの説明ページをご確認ください。
お手元のパソコンやスマートフォンで、実際に扱う文書での翻訳品質や速さを確かめながら、導入をご検討いただけます。
商用利用について
社内業務での利用や、自社の製品・サービスへの組み込みなどの商用利用は、PLaMoコミュニティライセンスに定める範囲で可能です。この範囲を超えて商用利用する場合は、PFNとの商用ライセンス契約が必要です。
導入のご相談や契約に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームよりご連絡ください。